火災保険の長期契約や最長で10年。保険料の割引率が大きい35年契約は出来なくなりました。

先日の台風15号、19号を始め地震や集中豪雨等の自然災害が多く、そのような万が一の時に役立つ火災保険の重要性が高まっています。
 我が家の建築時では、火災保険は割引の大きい35年の長期契約にて一括支払い、補償内容の追加等を考えなければとりあえず安心しています。
 割引の大きい火災保険の長期契約ですが、2015年10月より保険会社は保険期間を最長10年間までに変更。従来の35年契約のような大きな長期割引を受けることが出来なくなりました。
・長期契約のメリット・デメリット
 火災保険の長期契約の最大のメリットは大きな割引となる保険料。保険料は1年間の保険料に「長期係数」を乗じて算出します。
 保険期間が2年だと長期係数は1.85。5年だと4.3。10年だと8.2。35年だと24.25。
 35年間の保険料は実質24.25年分の保険料となり、10年分の保険料が割引と非常に魅力的であったことがわかります。

 メリットがある一方、長期契約では途中での契約内容を見直す機会がないため、必要となる補償内容に変更があった時に対応できないという場合もあります。
 特に35年契約では、物価変動等により家財の補償額が不足する。昨今の自然災害が増えた中で、契約時に想定できなかった水害の補償が必要となるなどの、契約時と現況のリスクに大きな開きが出来る場合もあります。

 昨今の自然災害を備えるため、火災保険の長期契約を交わしてから10年を超えている場合には補償内容を確認し契約当時に想定していた内容で不足がないか。
 家財等の補償額が充分であるか等を確認し、必要なら補償を追加するなどの検討が必要です。
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