11月・12月の住宅ローンの繰り上げ返済は要注意。「住宅ローンの残高証明書」と差異が発生したら年末調整のやり直しが必要です。

 住宅ローンの繰り上げ返済では、基本的に1日でも早い方が金利の分お得。
 しかし、住宅ローン減税を受けている場合、10月頃には年末の住宅ローン残高の予定額が「住宅ローンの残高証明書」として発行されています。
 繰上げ返済により年末の住宅ローン残高と発行済みの「住宅ローンの残高証明書」が変わった時には、年末調整のために「住宅ローンの残高証明書」銀行より再発行しなおしてもらわなければなりません。
 「住宅ローンの残高証明書」が間に合わない時。繰上げ返済前の「住宅ローンの残高証明書」で年末調整を行った時には、年末調整をやり直すか自身での確定申告が必要となる為、注意が必要です。
 住宅ローン減税では、年末の実際の住宅ローンの残高を元に控除を受けることができます。これを証明する書類として銀行が発行する「住宅ローンの残高証明書」が毎年10月頃に発行されます。しかし、「住宅ローンの残高証明書」はあくまで10月時点での予定額であることに注意が必要です。
 繰上げ返済を始め、年末時点での実際の住宅ローン残高と「住宅ローンの残高証明書」に差異が発生した場合には、正しい残高が証明された「住宅ローンの残高証明書」が必要となります。繰上げ返済を行っても銀行に依頼すれば正しい金額の「住宅ローンの残高証明書」を受取ることができます。
 しかし、繰上げ返済を11月・12月頃に行うと「住宅ローンの残高証明書」再発行が遅れるため、会社の年末調整に間に合わないということもおきます。
 年末調整が間に合わない場合でも、基本的に1月中であれば会社に依頼して年末調整をやり直してもらうことが出来ます。
 会社に迷惑をかくたくない。言い難い場合などでは、確定申告をすることで減税を受けることが出来ます。

 このような手間とならないため、繰上げ返済は10月から12月の期間を避けて行うことがおススメです。
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