冬の洗濯物が乾かない時には物干し場や浴室などの狭い部屋での除湿機が効果的です。

 洗濯物の乾燥では浴室乾燥機があると便利です。新築やリフォームで取り付けてあるのであれば、浴室のカビ予防にもなりそれなりに便利です。
 しかし、浴室乾燥機は便利なものの電気代がかなり高額。最新の洗濯乾燥機であれば、乾燥機能以上に電気代がかかります。また、洗濯機の乾燥機能もデリケートな衣類には使用できないものもあります。
 単に洗濯物を効果的に乾かすためには、除湿機を使用して狭い空間で乾かすことが有効です。
 洗濯物が乾き難い原因となるのは、部屋の湿度。気温。空気の流れ(風)の3点。
 冬は気温が低く、窓を閉め切るため室内は洗濯物の水分で湿度が高い状態に。更に部屋干しでは風がないため、洗濯物が乾かない条件が整っています。
 これを改善するためには、室内の湿度を下げ、室温を高くし、洗濯物に風を当てることが必要。
 除湿機で手軽に条件を整えるためには、物干し部屋や浴室等の狭い空間にヒーターを搭載した除湿機や温度上昇が大きいデシカント方式の除湿機を置き、除湿機の風向を選択物に向けて直接風を当てることで洗濯物を早く乾かすことが出来ます。
 特に除湿機の風向はルーバーが稼働することで広範囲に風を当てることが出来るもの。風向が変わらない機種では、扇風機やサーキュレーターで風を当てることでより効果的となります。

 また、除湿機は使用する部屋の広さより一回り大きい除湿能力の機種を選ぶなど、除湿能力に余裕がある方が乾きが早くなります。

 実際に我が家では物干し場では、1.5畳程の物干し場に11畳用のヒーター付きのコンプレッサ方式(コロナのCD-H1013)の除湿機1台置くだけで深夜電力の間に綺麗に乾かすことが出来ています。
 洗濯機2回分を一度に干した場合でも、深夜電力の9時間で基本的に乾いているかと思います。
 冬の洗濯は暖房の効いた部屋で干すのも良いですが、室内の湿気や洗濯物の臭いを考えると、やはり狭い部屋でのヒーター付きの除湿機が一番だと感じさせられます。

 なお、浴室で同様のことをするには、予め浴室の壁の水をワイパーで落とすなど一手間かけるとより効果的です。


 除湿機は種類により性能や電気代に大きな差があります。除湿機については、
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> カビ対策のおすすめ除湿機は使用時期と場所での機種選択が重要
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