オゾン発生器はタバコをペットを始めとした強い匂いに対して非常に高い脱臭効果があることから、介護や医療。家庭用等の製品として普及しています。
この他、シックハウスの原因となるホルムアルデヒド等の分解。花粉の不活化。細菌に対する殺菌効果やインフルエンザウイルスやノロウイルスの不活化にも効果があるとされています。
また、オゾンは自然界にある物質で残留性がなく安全であるという意見がある一方、高濃度では人体に影響があるとされています。
人体に影響があるという点が気になる方もいるでしょうが、オゾン発生器の高価な機種では濃度を管理する機能が備わっています。
また、安価な機種についても、説明書の使用方法を守って使用する範囲で安全に使用することが出来ます。
オゾン濃度が0.1ppm以下であれば人体への影響はないとされ、0.01~0.02ppmから臭気感じることができる、定まった使用の範囲内であれば、異常があっても気付くためさほど心配なく使用することができます。
オゾン発生器のみで新型コロナウイルスに対して十分な効果を得るには、
・オゾン濃度6ppmで55分曝露で、1/1,000~1/10,000まで不活化
・オゾン濃度1ppmで60分曝露で、1/10~1/100まで不活化
と、非常に高い濃度が要求されています。
0.1ppm以下という安全に使用できるオゾン濃度範囲では効果は僅かですが、オゾンによる脱臭やシックハウス対策。花粉症対策など様々な効果を考慮して、1台あると感染予防に良いかも知れません。
なお、オゾンはプラズマクラスターやナノイーといったイオン放出型の空気清浄機も発生しています。これら空気清浄機についても新型コロナウイルスに対して少なからず効果があることが期待できます。
オゾン濃度による人体への影響については:
・0.01~0.02ppm 多少臭気を覚える。(やがて馴れる)
・0.1ppm あきらかな臭気があり、鼻やのどに刺激を感じる。
・0.2~0.5ppm 3~6時間曝露で視覚が低下する。
・0.5ppm あきらかに上部気道に刺激を感じる。
・1~2ppm 2時間曝露で頭痛、胸部痛、上部気道の渇きとせきが起こり、曝露を繰り返せば慢性中毒にかかる。
・5~10ppm 脈拍増加、体痛、麻酔症状が現れ、曝露が続けば肺水腫を招く。
・15~20ppm 小動物は2時間以内に死亡する。
・50ppm 人間は1時間で生命危険となる。
オゾンによる新型コロナウイルスへの効果については(外部リンク):
公立大学法人奈良県立医科大学 > 研究・産学官連携 > お知らせ > 令和2年度 >
(世界初)オゾンによる新型コロナウイルス不活化を確認
http://www.naramed-u.ac.jp/university/
kenkyu-sangakukan/oshirase/r2nendo/
documents/houdousiryou.pdf
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